GoogleはFirebase Dynamic Linksを終了することになりました。では、どのように対応すべきでしょうか。

そもそも、アプリの世界には変化はつきものですが、GoogleがFirebase Dynamic Links（FDL）を廃止にしたことは、とてもインパクトが大きい変化かもしれません。 

Googleは2023年の夏にこの廃止を発表し、サービスの停止は2025年8月25日に行われる予定です。それを受けて、FDLを新しいプロジェクトに採用することは控えるよう言われています。

結果、多くのプロダクトマネージャー、アプリ開発者、リテンションチームが、ディープリンクとユーザージャーニーを今後どのように管理するか、頭を悩ませているかと思います。まだ移行していない人にとっては、時間は刻一刻と迫っていますが、慌てる必要はありません。このブログでは、対応すべきことと、AppsFlyerがお手伝いできることをご紹介したいと思います。

その前に…Firebase Dynamic Links（FDL）とは何かをおさらいしましょう。

Firebase Dynamic Links (FDL)は、スマートなURLを通してユーザージャーニーを活発にするGoogleのソリューションです。 ディープリンクとディファードディープリンクの両方が可能で、アプリがインストールされていなくても、ユーザーをアプリ内の特定のコンテンツに誘導することができます。インストールが完了すると、ユーザーはアプリ内だけでなく、関連するアプリストアでも、意図した目的地までシームレスに誘導されます。 

FDL機能は、異なるプラットフォームからアプリへのスムーズな移行を保証することでユーザージャーニーを強化し、かつ摩擦を減らしてコンバージョン率を向上させるとともに、ユーザの意思に合わせてパーソナライズされた体験を提供します。ところが、具体的な機能となるといくつか制限が見えてきます。例えば、リンクを一括で管理することはできない、電子メール統合やQRコード生成も無理、スマートバナーやスマートスクリプトのようなウェブからアプリへの主要機能も存在しません。

Firebase Dynamic Linksがなくなった後もアプリを拡張したい場合は、シームレスなジャーニーを提供し、前述のような重要な機能を追加して計測を行うことができる、堅牢なマルチプラットフォームのディープリンクソリューションを検討してください。  

Firebaseの次に来るものは何か？

FDLを使っているなら、今こそが代替案への移行を考える時です。 

Googleによれば、2025年8月25日までに移行を完了する必要があるとのこと。Firebaseのリンクがすべて機能しなくなり、恐るべき404エラーを避けるために、その前に十分な対策を講じるのが賢明だと言えます。 

Firebaseの限界についてはすでに前に触れたとおり。それなら、もっと包括的な解決策を探すほうがいいでしょう。ここでAppsFlyerの出番です。 

AppsFlyerのCXとディープリンクスイート：成長と成功を後押し

AppsFlyerでは、カスタマーエクスペリエンス（CX）とスムーズなユーザーフローは密接な関係にあると認識しています。ディープリンクは、スムーズでかつ顧客ひとりひとりに合った体験を生み出し、あらゆるプラットフォームやデバイスから顧客をアプリに迎え入れることを可能にします。 

そして、このような上質な顧客体験が成長とロイヤルティを確実なものにし、収益とLTVが向上するのです。 

何千ものブランドから、顧客のプライバシーを守りながらコンバージョンを上げる、当社のエンゲージメントスイートに信頼をいただいています。現在FDLをお使いであっても、他のソリューションをお使いであっても、AppsFlyerに乗り換えることで、CX戦略を強化し、ROX（体験から得られるリターン）を最大化できると確信しています。 

AppsFlyerを選ぶ理由

AppsFlyerは、プラットフォーム、チャネル、ユースケースにまたがる複雑なユーザージャーニーを簡素化します。1つの統一されたプラットフォームで様々なチャネルのリンクの作成、管理、計測を可能にすることで、複数のツールや社内での開発作業を不要にします。

1.Firebase Dynamic Linksにはない機能を手に入れる

AppsFlyerのシンプルなエクスペリエンス・ナビゲーターは、リンクの作成を簡単にし、一括管理、ESP統合、QRコードジェネレーターなどの高度なツールを備えています。

スマートバナーやスマートスクリプトは、お一人でも簡単に作成することができます。既製のテンプレートや高度なカスタマイズオプションが用意されており、開発者が通常必要とするような難しい作業は必要ありません。そして、ウェブからアプリへのコンバージョンを最大化することができます。

2.ユーザーのプライバシーを守る

ディープリンクと計測のマーケットリーダーとして、私たちはプライバシー対策に真剣に取り組んでいます。関連するすべてのグローバルプライバシー規制を遵守することに加え、お客様の顧客データを当社で安全に保管するために、最も強固なセキュリティを導入しています。

3.移行をできるだけスムーズに

私たちのサポートチームと手順を記したのガイドで、移行を簡単に行うことができます。具体的な内容については後ほど詳しく説明しますが、移行が容易であることは、他の選択肢ではなくAppsFlyerを選ぶ重要な理由であることは間違いありません。

4.もちろん、すべての基本をカバーする

当社のディープリンク技術は、ユーザーを自動的に選択したアプリ内コンテンツに送ったり、遅延ディープリンク機能を使って最初にアプリストアを訪問させたりと、大変な作業を行います。  

ユーザーは、ウェブ、Eメール、QRコード、テキストメッセージ、プッシュ通知、ソーシャルメディアなど、アプリにスムーズに移行できます。さらに、紹介オプションやコンテンツ共有オプションにより、口コミの力を活用し、それに応じてアトリビューションを設定することができます。

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CXとディープリンキング：素晴らしいユーザーフローの秘訣  

AppsFlyerのソリューションは、FDLのすべての機能、そしてそれ以上のものを提供します。他のFDLの代替となる可能性のあるものの中で、際立つ主な特徴を詳しく見てみましょう。  

あらゆるプラットフォームからシームレスなユーザー体験を実現

当社のディープリンク機能は、プラットフォーム間でユーザーをシームレスに移行させ、包括的な計測によって、最もパフォーマンスの高い戦略を特定することができます。

ウェブからアプリへの体験

スマートバナーやスマートスクリプトを簡単に作成した後、カスタマイズして導入。開発リソースをほとんど必要とせず、ユーザー獲得とエンゲージメントを促進します。目を引くコピーとビジュアルの背後にあるリンクを動的に生成し、ウェブサイトからアプリにスムーズに誘導します。この技術は一体どれぐらい強力なのでしょうか？FOXはインストール数が15-35％増加、エアアジアはオーガニックベンチマークと比較してフライト予約率が19％増加しました。 

QRからアプリへの体験

ほぼすべての物理的、デジタル的なオブジェクトをユーザー獲得とエンゲージメントのためのチャネルに変えます。 QRコードはどこにでもあります。看板、CTV広告、包装などに、ユーザーをアプリにつなげるためQRコードを使いましょう。当社のCXとディープリンキングスイートは、顧客がどこにいてもユーザーのタッチポイントを簡単に作成し、熱心なオーディエンスにリーチしてコンバージョンを向上させます。 

Eメールからアプリとプッシュ通知からアプリ

受信トレイからアプリまでのシームレスな操作でコンバージョンを最大化。ESP（メールサービスプロバイダ）と完全に統合されているため、リンクが切れることはなく（ESPによってラップされた場合でも）、メールキャンペーンのパフォーマンスを正確かつ全体的に把握することができます。  

プッシュ通知も活用でき、ワンタップでアプリ内の関連コンテンツにユーザーを直接誘導します。

テキストメールからアプリへの体験

SMSとWhatsAppは、短時間で一刻を争うメッセージに最適な、エンゲージメントの高いチャネルです。当社のOneLink APIを使用すれば、高いレスポンス率を最大限に活用できます。OneLink APIは、プログラム的に、かつ大規模にショートリンクを生成し、ユーザーをアプリに引き込むことができます。 

ソーシャルからアプリへの体験

お気に入りのソーシャルチャネルから滑らかに移動させることで、エンゲージメントの高いオーディエンスとつながり、ユーザーが忠実なアプリユーザーに変わります。当社のソーシャルからアプリルートで、適切なユーザーとつながり、適切なアプリ内コンテンツにスムーズかつ文脈的に誘導させることができます。  

トルコのeコマースブランドHepsiburadaは、AppsFlyerへのシームレスな移行を経て、CXとディープリンクスイートを使ったインフルエンサーマーケティングの拡大に成功した事例をご覧ください。

リファラルからアプリの体験

リファラルとは口コミのことですが、これは強力なツールです。AppsFlyerのCXとディープリンクスイートを使えば、招待やインセンティブ付きの紹介を簡単に大規模に共有でき、ロイヤリティを育成してユーザーベースを拡大できます。  

ブランドドメインで信頼を構築

当社のブランドドメイン機能により、顧客が認識し、信頼するバニティURLを作成することができます。クリックスルー率とコンバージョン率を高める確実な方法です。

高度でプライバシー保護された計測で全体像を把握

ポストATT（App Tracking Transparency)の世界では、キャンペーンの効果を計測することはますます難しくなっています。GDPRやCCPAのような厳しい規制によって、サードパーティのデータがますます利用しにくくなっていることは周知の通りで、DMAやDSAのような新たなルールによって、今後もそれは続くと思われます。データがプラットフォーム間でサイロ化しつつある中、情報に基づいた意思決定を行うために必要な正確で統一されたビューを得るにはどうすればよいのでしょうか？

AppsFlyerのダッシュボードを活用する、これが答えです。 

アプリ内イベントも計測・分析ができるため、ユーザー行動の全体像を把握することができます。ナイジェリアのフィンテック・ブランドであるイエローカードは、どのチャネルが質の高いユーザーを集めるかを学び、アプリ内の体験を向上させることで収益を向上させました。  

インサイトを行動に変化

ディープリンクと高度なアナリティクス機能を組み合わせることで、クリエイティブのテストをきめ細かく行うことができます。つまり、何がうまくいき、何がうまくいかないのかが分かれば、自信を持って戦略を練り直し、予算を立てることができるのです。 

ゲームスタジオのBrainiumは、AppsFlyerのCXとディープリンクスイートを使用して、まさにそれを実現しました。クリエイティブとクロスプロモーションの勝てる組み合わせを特定することで、キャンペーンを最適化し、エンゲージメント、リテンションを高めることができました。 

信頼できるサービスとサポート

顧客を第一に考えた素早いなアプローチで、競合相手よりも前にいることができます。当社の400人以上のエンジニアは、他の代替ソリューションよりもかなり多くのアップデートをリリースしています。8万9000人のアクティブなモバイルアプリ企業のお客様をサポートするインフラで、99.9％のアップタイムを実現しています。  

私たちは、完全に独立した公平な立場にいます。だからこそ、隠された意図がない、ありのままを伝えるデータが信頼を築くことができています。

FDLからAppsFlyerへの移行方法について

FDLのサービス停止が決まった今、時間を無駄にすることはできません。 

AppsFlyerへの切り替えはとても簡単です。準備はできていますか？ 

私たちのステップバイステップの移行ガイドでは、誰がいつ何をするのかの完全な手順をご紹介していますが、ここでは重要なポイントの概要をご説明します：

1. アカウントを設定 – AppsFlyerアカウントを作成し、アプリを追加して、必要に応じてCXとディープリンクスイートのテンプレートを設定。 
2. AppsFlyer SDKを設定し、アプリに追加。 
3. あなたのFDLパラメータをAppsFlyerのFDLパラメータにマッピング – これが一番手がかかる作業ですが、簡単な資料をご用意していますのでご安心ください。 
4. リンクを移行 -マッピングされたパラメータを使用して、最適な方法でリンクを作成します（例えば、一括、SDK、または OneLink API を使用）。

以上です。AppsFlyerの専門チームが、移行が問題なくスムーズに実行されるよう、あらゆるステップでサポートいたします。  

もちろん、私たちの言葉を鵜呑みにする必要はありません。お客様の声もぜひお聞きください：

「移行作業は予想以上に簡単でした。文字通り、一晩で乗り換えることができました。AppsFlyerの担当者の方と話をしていると、製品に対しての信頼感が湧いてきます。サポートいただいた手順で進めるだけで、本当にうまく行くのです。AppsFlyerへの移行はスムーズで助かりました。」

エゲメン・ボル、Hepsiburada

今から移行を始めませんか？

カスタマーエクスペリエンスを向上させ、アプリの成長を促すために、何も待つ必要はありません。 

今すぐAppsFlyerの営業チームまでご連絡ください。また、あなたの目標や課題をお聞かせください。目的に応じた移行プランを作成いたします。 

移行となれば大変な作業のように感じるかもしれませんが、そうである必要はなく、そうであるとも限りません。AppsFlyerを選んで良かったと思っていただけるために、チーム一丸となってサポートいたします。

よくある質問

なぜGoogleはFDLを廃止するのですか？

Googleはサービスを合理化し、コア製品に集中するため、FDLを廃止します。ディープリンク市場の進化に伴い、企業はリソースを再配分し、より高度な機能とサポートを提供するAppsFlyerのような専門的なソリューションを検討できるようになりました。詳細はこちらをご覧ください。

FDLが完全に廃止になったらどうなりますか？

Googleは2025年8月25日にFDLを廃止する予定です。これは、FDLが提供するすべてのリンクが機能しなくなることを意味し、お客様は新しいリンクの作成や編集ができなくなります。

AppsFlyerには、FDLにはないどんな機能がありますか？

FirebaseからAppsFlyerに移行することで、ユーザージャーニーはそのまま維持されるだけでなく、大幅に強化され、アプリの成長をサポートします。
スマートバナーやスマートスクリプトによるウェブからアプリへのフローから、バルクリンク、カスタムQRコード生成、ESP統合まで、AppsFlyerのディープリンクテクノロジー「OneLink」による、充実したツールのセットが大きなメリットです。

FDLからAppsFlyerへの移行プロセスには通常どれくらいの時間がかかりますか？

移行時間はアカウントによって異なり、チームの関与、リンク量、構成、開発者の必要性の有無などの要因によって異なります。例えば、ユーザー招待やプッシュキャンペーンにはSDKの実装が必要かもしれませんが、ソーシャルメディアへの投稿にはOneLink管理ページで簡単なリンクを作成することができます。AppsFlyerは、パラメータマッピング、一括作成、APIオプションなどのツールを提供し、プロセスを合理化します。

移行プロセス中、AppsFlyerはどのようなサポートを提供してくれますか？

AppsFlyerは、お客様のニーズに合わせたカスタマイズ可能なサポートを提供します。すべてのお客様は、移行ガイドやリソースを含むオンライン教育コンテンツへの無料アクセス、最初の3ヶ月間の指定CSM、および電子メールサポートを受けることができます。さらに包括的なアシスタンスもパッケージで提供され、年中無休のサービスと専任のCSMがつきます。