スマートで迅速なモバイルマーケティングで継続率と課金ユーザー数を増大
12%向上
ROAS15倍
1Qでユーザーロイヤリティ10倍
10倍1Qでエンゲージメント背景
株式会社ICJは、スマートフォンアプリの開発・運営を行っています。主な人気タイトルには、回転する円盤(ルーレット)を目押しすることで攻撃内容を決定し相手と戦うロールプレイングゲーム『モンスター ドライブ レボリューション』や、妖怪育成カードゲーム『あやかし百鬼夜行』があります。
課題
AppsFlyerを利用する以前は、アプリの分析に自社のアプリ内分析システムや、他社の計測ツールを使ってユーザーデータを追っていました。ですが、自社のシステムでは流入経路別の分析ができませんでした。これはマーケティング担当者がクオリティの高いユーザーを獲得するためには欠かせません。
また、他社ツールでは利用・アクセスすることが出来るユーザーデータが限定的であったり、データ取得に時間がかかったりすることで、マーケティング担当者の作業速度が遅くなり、従って最適な意思決定を行う速度も鈍化していました。
アイディア
独立したモバイル・アトリビューション・マーケティング分析ツールであるAppsFlyerを導入したことで、媒体社、代理店、ツール業者とのしがらみなどは一切なくなり、本当に効果の高い出稿だけを実施できる体制になりました。計測URL発行なども他社に依頼することなく簡単に自社で完結できる為、すぐにキャンペーン運用・効果計測を始められるようになりました。管理画面のサマリーやローデータを分析し、スピーディーにキャンペーンの最適化ができるので、時間の面でもコスト面でも無駄のない施行が可能になりました。例えば、リテンションレポートを定期的に確認し、各キャンペーンの平均リテンションレポートを追うことで、CPIやCVだけでない側面からキャンペーン効果がわかり、パフォーマンス向上に活用できています。さらに、IDFAをはじめとしたローデータが自社の手元にあるので、抽出したローデータをもとによりユーザーレベルの深い解析ができ、これまで見えていなかった媒体およびユーザーの価値が明確になりました。
結果
施策実施後にリアルタイムで数値が管理画面に反映され、様々な角度から全てのデータにアクセスできたため、より正確でスピーディーな意思決定ができました。例えば、某Aという媒体と、某Bという媒体で同時に施策を行った際に、継続率だけを見た際はBの方が10%程度低い傾向にありましたが、逆にBの方がAよりも課金ユニークユーザー数が最大2倍、さらにARPPU(課金ユーザー1人当たりの平均売上額)も1.5倍以上高い結果を出していることが分かりました。単純なCPAだけで媒体や施策の良し悪しを決定せず、ROAS(広告コスト回収率)・継続率・課金ユニークユーザー・ARPPUなど多角的に考察ができ、Bの出稿継続判断をすることができ、結果的に出稿全体のROASを12%以上改善できました。AppsFlyerの多角的な分析は、ICJのアプリマーケティングに多大な影響を与えました。その他にも、「課金」にフォーカスをして出稿していく中で、単純なROASだけでなく、その中身である「全体の課金額」「全課金者数」「全課金回数」「課金率」に着目して、より本質的な施策精査を実現することができました。これらは、RFM分析に近いものです。
さらに、幅広くモバイルアナリティクスを分析していくことで、より洗練された社内KPIを見出すことにも成功しました。例えば、リテンションレポートの分析をもとに、長期的な継続率の維持には、インストール後3日目の継続率が重要であることが明らかになりました。この新たな課題が明らかになり、新規獲得だけでなく、リターゲティングの重要性を再認識しました。
AppsFlyerのリアルタイムデータは、より詳細なマーケティングデータ解析を可能にし、幅広いプロモーション手段の中から最高のメディアをリアルタイムで明確にしてくれます。
株式会社ICJ 松本一麻 氏